B:冥き妖花 シュティーンベク
シュティーンベクってのは、あたしらの言葉で「冥界の魔物」って意味でね。人を積極的に狩ることから、そんな不吉な名が付けられたんだ。
獲物を見つけると、まず鋭い根を突き刺し、連れ去る。そして種を植え付けた上で、日当たりのよい場所に放置して、苗床にするっていう習性があるのさ。だからシュバラール族の親は、子どもにこう言って聞かせる。絶対にひとりで森に出るんじゃない、でないとシュティーンベクに攫われるぞってね。
~ギルドシップの手配書より
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